昨日午後は、畑の草取りでしたけど、先週の降雨のせいか、一面に小さな草が緑の絨毯のように生えてきましたから、草取りも大変です。
開始して1時間半ばかり、黙々と続けておりましたけど、もぅギブアップ。
小さな草が生えそろっていますから、これらの除去は実に疲れます。で、草取りは断念です。もぅ少し草が成長しましてからの方が楽でしょうから(^-^)/
暫し一服しておりまして、気付きましたのが足元の蟻の巣です。
んっ、いつの間に…
ここには、もぅ何年も蟻の巣が存在しますけど、今年の5月でしたか…気温も上昇で蟻が活動開始で、蟻の巣への入口が開きました。が、入梅頃でしたか…入口が閉じられ、以降は蟻の巣が開く事はありませんでした。
蟻は、暑さにはめっぽう強いモノと思っておりましたけど、今夏の暑さは異常でしたから、強い日差し、焼き付いた地面での活動を避け、地中で暑さを凌いでいるのかも…それとも、夜の間に他の場所へ引っ越したのだろうか…と、勝手に想像しておりました。
以降は、全くこの巣への入口が開きます事はありませんでしたネ。
なのに、昨日午後には、巣への入口が開放され、数匹の蟻が出たり入ったりですから、チョッとビックリ。ふ~ん、引っ越しはせず、この場所にいましたようですネ。
でも、何でまた、この時期になり活動開始なのでしょうねぇ~
本日も、GGから戻り確認してみますと、蟻の皆さん、巣穴から石ころを運び出しておりました。小さな石ころでも蟻の1.5倍ほどはありますのに、いとも簡単に口で咥えて持ち出しますから、見ていて不思議な気持ちにも(^-^)
こぅして懸命に働いている蟻もいれば、サボッている蟻もいるのでしょうけど、蟻の世界は結構不思議ではあります。
〝働きアリの法則〟(パレートの法則)が有名ですけど、サボっている蟻を除去し、働き蟻ばかりの集団を形成しても、また働き蟻とサボリ蟻とに分かれますようですから、実に不思議な蟻の世界。
◆働きアリの法則
--- 出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』---
働き蟻の法則/働きアリの法則(はたらきあり の ほうそく)とは、働き蟻に関する法則である。パレートの法則(80:20の法則)の亜種で2-6-2の法則ともいう。
・概要
働き蟻のうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。
よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。
よく働いているアリ2割を間引くと、残りの8割の中の2割がよく働く蟻になり、全体としてはまた2:6:2の分担になる。
よく働いているアリだけを集めても、一部がサボり始め、やはり2:6:2に分かれる。
サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。
・解説
日本の生態学者・長谷川英祐(北海道大学)が社会生物学(進化生態学)の見地から詳しく研究し、一般向けの解説書を出している。
それによると、働く蟻と働かない蟻の差は「腰の重さ」、専門的に言うと「反応閾値」によるという。アリの前に仕事が現れた時、まず最も閾値の低い(腰の軽い)アリが働き始め、次の仕事が現れた時には次に閾値の低いアリが働く、という形で、仕事の分担がなされている。仕事が増えたり、最初から働いていたアリが疲れて休むなどして仕事が回ってくると、それまで仕事をしていなかった反応閾値の高い(腰の重い)アリが代わりに働きだす。
一見サボっているように見えるアリの存在が、コロニー(Colony(biology)#Social colonies)の存続に大きな役割を果たしている。仮に全てアリが同じ反応閾値であると、すべてのアリが同時に働き始め、短期的には仕事の能率が上がるが、結果として全てのアリが同時に疲れて休むため、長期的には仕事が滞ってコロニーが存続できなくなることがコンピューターシミュレーション(Computer simulation)の結果から確認されている。閾値が高いアリはほとんど働かないまま一生を終えることもあり得るが、そのようなアリがいる一見非効率なシステムがコロニーの存続には必要である。
ここで言う「アリ」は「ヒト(人間)」に、「アリのコロニー」は「ヒト(人間)の共同体」にたとえられる。ここで言うサボっているのを言いかえれば、予備部隊(交代部隊)や独立要因に当てはまる。ながらく経験則に過ぎなかったが、近年は研究が進んでおり、例えば「働いているアリだけを集めると一部がサボりはじめる」という法則は長谷川らが証明し、2012年に『Journal of Ethology』(日本動物行動学会)に論文として発表された。昆虫の社会を研究することで、生物のシステムにおける共同の起源に迫ることが期待されている。
…と、こんな法則ですけど、効率的で仲々面白い蟻のコロニーであります(^.-)☆
ところで、この時期に、突如、巣の入口を開放し巣穴の清掃ですから、ソロソロ冷たく厳しい冬の準備なのかも分かりませんねぇ~でも、冬の間、蟻は何して過ごしていますのでしょうねぇ~
WEB上には、こんな記載がありました。
◆アリは冬、なにをしているの?
--- http://ant.miyakyo-u.ac.jp/BJ/Kingdom/5657/5657j.html ---
春から秋のあいだ、いろいろな場所ですがたをみることができたアリは、冬になると、ぱたりとすがたをみせなくなってしまいます。また、春から秋にアリがさかんにでたりはいったりしていた巣あなも、冬になるとなくなってしまいます。
いったいアリたちは、冬のあいだどこにいってしまうのでしょう。
アリは、体温がまわりの温度とともにかわります。ですから、冬になると、体がひえて、うごけなくなります。そこで、あたたかい土のなかや、木の皮のうらなどで、じっとしているのです。
ほとんどのアリは、秋にたくさんえさをたべて体に脂ぼうをため、冬のあいだはなにもたべません。
それまでアリのではいりしていた巣あなは、ではいりがなくなるので、しぜんに土やすながかぶさり、とじてしまいます。春になってあたたかくなると、アリはふたたびうごきはじめ、巣の入り口をあけて、そとにではじめるのです。
…との事で、別に冬眠しています訳でもないようですネ。言ってみれば〝休眠〟と言ったところなんでしょうネ(^-^)
それにしましても、この巣の蟻さん達、暑い夏の間は、食べ物等の調達はどぅしていましたのでしょうネ。蟻は、夜でも行動可能なようですから、夜間に活動していましたにしても、ズッと巣穴の入口は土や砂が被さり閉じたままでしたから、何していましたのか本当に不思議です(^-^)//"
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