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 JRの駅構内に存在します〝エスカレーター〟…もぅ何年も、近くても遠くても大概車で移動のGONsanですから、利用します機会がありませんGONsan。
 昨日でしたか…時間潰しにボケッとテレビに眼を向けておりますと、〝エスカレーターのマナー〟に関する話題が…
 日々の通勤や通学等で使用します駅構内のエスカレーター。歩いて乗ると事故につながり危険なため、最近では各地で“二列乗り”や “立ち止まって乗ること”が呼びかけられていますとは…でも、立ち止まっていても、思わず左か右のどちらかに寄ってしまうという人も多いのではないでしょうか。
 以前には、東京は左、大阪は右と言われていた時期もありましたけど、〝エスカレーターのマナー〟も、近年は随分様変わりのようですネ(^-^;
 “二列乗り”や “立ち止まって乗ること”が、〝エスカレーターのマナー〟と言うか〝エスカレーターのルール〟とは、う~ん、全く知りませんでしたネ。
 GONsanの常識では、急がれる方達のために、エスカレーターでは「左側に立つ」のが〝マナー・ルール〟でありました。が、『二列乗り・立ち止まって乗る』には〝んっ!?〟と違和感が(^-^)
 ふ~ん、いつから、そのようなルールとなりましたのか、早速、WEB上で確認してみます事に。

 ◆駅のエスカレーターでは、なぜ立ち止まる必要があるのか? 26日からキャンペーン開始

 --- 小林拓矢フリーライター 2020/10/23(金)6:30 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/70d9e692caecd04dd25eccec0a3b2d2b759e5d18 ---

 駅のエスカレーターで、急いで駆け下りる人を見かけることは多いだろう。またエスカレーターの片側にしか立たないという習慣のため、ホーム階から改札階まで行く場合には、混雑が激しいということもある。
 そんな中、今月26日から11月30日まで、鉄道各社局などでは「エスカレーター『歩かず立ち止まろう』キャンペーン」を開始することになった。駅にポスターを貼り、PRしていくという。
 なぜ、このようなキャンペーンが行われることになったのか。

 ・駅のエスカレーターの危険性
 駅のエスカレーターは商業施設などのエスカレーターと異なり、長く、かつ多くの人が利用する。また、混雑時には多くの人が殺到し、危険な状態ともなっている。
 駅のエスカレーターを利用する人が、バランスを崩して転倒することは多い。また、駆け上がったり駆け下りたりする際に、他の利用者を転倒させるということもある。とくに、地下深い駅で長いエスカレーターを駆け下りると、その危険性は増大する。しかも最近では駅員がそこここにいるのではなく、監視カメラでチェックし、駅員はすぐに出てくることはない。
 そういう状況では、エスカレーターで立ち止まらず、駆け上がったり駆け下りたりということが、危険な事故を招きやすいということになると考えられる。
 実際、駅の長いエスカレーターに乗っていると、駆け下りてくる人は多く見られる。空いている時間ならまだしも、混雑時で片側だけ空いている状況で駆け下りる、という人は多い。もし何か間違いがあったら、事故につながるというのはひと目でわかる。だから「立ち止まる」ということが必要なのだ。

 ・片側を空けることはいいことではない
 いまは、エスカレーターのマナーとして、片側を空けて急ぎの人のために道をつくる、ということが推奨されている。関東では右側、関西では左側を空けるということが基本となっている。
 しかしエスカレーターは、立ち止まって乗ることを基本とし、片側だけに負荷がかかるというのも、機械の性質上メンテナンスの難点ともなりうる。
 混雑時には、ホーム階で駅のエスカレーターに多くの人が乗ろうとし、そこで列が長くできているということも多い。その場合、エスカレーターの片側に人が乗ろうとしている。これを、両側に乗るようにすることでより多くの人を上のフロアに運ぶことができる、という方向にうながすこともまた、求められている。
 エスカレーターで片側にしか立たない、急ぐ人のためにもう片側を空けるという慣習は、左右いずれかの手すりにしかつかまることのできない人にとっては危険な事故につながるということもある。たとえば、歩行に杖を必要としている人はわかりやすいだろう。
 機械の性質や、エスカレーターでの移動の効率化、障がいを持った利用者への配慮から、エスカレーターで立ち止まることは必要である。

 ・マナーがエスカレーターを危険に
 これまで通用してきたエスカレーターの各種マナーは、かえってよくないものであり、一部の利用者には厳しい。そもそも、急ぐ人でも歩いてはいけないということさえ、なかなか知られてはいなかった。
 多くの人の「善意」で行われていた「片側空け」の習慣が、「急ぐ人を便利に」するためのものではなく、エスカレーターの機械に負担をかけ、利用者を危険な状況にし、混雑を悪化させ、障がい者によってはかえって大変になるという状況を作り出してきた。行為が、意図せざる結果を生み出したわかりやすい例である。
 「片側空け」が呼びかけられた当時は、多くの駅にエスカレーターが普及しておらず、階段しかない駅も多くあった。しかしいまでは、駅のエスカレーターは普及し、階段を使用する人が少なくなり、エスカレーターに人が殺到するようになった。
 その状態を解決しようというのが今回のキャンペーンであり、このキャンペーンにより駅のエスカレーターの利用形態が、少しでも変わることを願いたい。

 ◆危険なマナー「片側空け」は変わるか エスカレーター「歩かないで!」 東京駅で対策

 --- 2018/12/17 乗りものニュース編集部 https://trafficnews.jp/post/82392 ---

 マナーとして定着している「エスカレーターの片側空け」ですが、危険性のため対策が進められており、利用者への声掛けなど一歩踏み込んだ例も。この「マナー」で不安な思いをしている人もいるそうです。

 「歩かないでください」利用者に声掛け
 JR東日本が2018年12月17日(月)から翌年2月1日(金)まで、東京駅で「エスカレーター歩行対策」を試行しています。

 期間中は、中央線ホームに通じるエスカレーター2基と、京葉線ホームに通じるエスカレーター4基の手すりや乗降口に、「手すりにつかまりましょう」などといった内容を、文字と絵で表した掲示物が貼られます。壁面には「エスカレーターでは歩かないでください」「お急ぎの場合は階段をご利用ください」「左右2列でご利用ください」といった大型掲示物も。くわえて12月21日(金)までの5日間は、特製のビブスを着用した警備員が、利用者への声掛けも行っています。
 東京周辺では、エスカレーターで急ぐ人のために右側を空けることが、ひとつの「マナー」として定着しています。それを改めようとする今回の取り組みについて、JR東日本東京支社に話を聞きました。

 -- なぜエスカレーターの「歩行対策」を実施するのでしょうか? --
 エスカレーターを歩き、人や荷物にぶつかることによる転倒事故をなくすのが第一です。ケガをされている方、杖を使っていらっしゃる方、お子さん連れで手をつないで利用される方なども、安心して乗られるようにする目的があります。これまでも、全国の交通事業者や日本エレベーター協会などと共同で「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーンを展開し、ポスターなどで啓発してきましたが、2017年度から当社独自で、今回のような「歩行対策」を東京駅で行っています。

 -- 過去の「歩行対策」では、どのような効果があったのでしょうか? --
 わずかながらですが、エスカレーターを歩く方が減少しました。やはり意識を切り替えていただくことは難しいところがあります。今後もこうした対策を進め、徐々に変えていきたいと考えています。

 ◆エスカレーター片側空けはマナー?「2列で」なぜ定着しないのか

 --- 2024/06/27 15:00 讀賣新聞オンライン ---

 駅や百貨店などのエスカレーターで、2人並んで乗れるステップの片側だけに列が出来ている。大都市では見慣れた光景で、急いでいる人が歩けるスペースを空けておくための“マナー”だと捉えている人も多いでしょう。こうした暗黙のルールに「モヤモヤしている」と訴える投稿が、読売新聞の掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。
 「エスカレーターで思う事」のタイトルで投稿したのは、トピ主「まなまな」さん。エスカレーターの片側に長い列が出来ているのを見ると、「急いでいる人がいないときは、片側を空けず2人並んでもいいのでは?」と疑問を呈し、「日本人の生真面目さなのでしょうが、場所や状況に応じてもう少し臨機応変になるべき」だと提案します。
 「関東では右側を空け、関西では左側を空ける」というように、地域によって空け方の違いまであるエスカレーター「片側空け」問題。ユーザーからは、トピ主の提案に対し賛否両論の声が上がりました。

 ・なぜか空気を読んじゃう
 「臨機応変に対応しようとしたから『片側空け』が定着したのでは」と反論するのは「アキ」さん。
 「電車を1本逃しただけで数十分のロスになることもある。駅で早く移動したい人はたくさんいるし、自分だっていつ急ぐ立場になるかわからない」と、片側空けの合理性を認めます。
 一方で、トピ主に賛同するのは「はむ」さんです。「片側を空けるためにエスカレーターに乗る行列ができている時」など、違和感を抱くそう。ただ、だからといって率先して2列になることはありません。「一度、子供と手をつなぐために2列になっていたら、後ろから歩いてきた人に突き飛ばされたから…」
 「サフラン」さんも、「歩いてきた人に邪魔もの扱いされたくないので空けてます」。「匿名」さんも、「空けてあるレーンに立っていると、後ろから急いでいる人が来たら自分も歩かないといけなくなる。だったら、立ち止まっていられるレーンに乗った方がいい」。レスからは、片側空けについて疑問を持ちつつも、「仕方なく暗黙のルールに従っている」実態が浮かび上がります。
 「横浜のみなとみらいに行った時、めちゃくちゃ長いエスカレーターを1列で使っているせいで、ものすごい長蛇の列になっていて、『えぇ~』と思った」と振り返るのは「ジェム」さん。「空気読んで私も並びましたが(笑)、なぜか空気読んじゃうんですよね」

 ・始まりは高度経済成長期
 鉄道各社は、事故防止の観点から、エスカレーターは「歩かず立ち止まって」乗るよう呼びかけています。駅の構内で、エスカレーター上を「歩かない」、「手すりにつかまる」などと注意喚起するポスターをよく見かけます。本来、守るべきルールはエスカレーターでは「歩かない」こと。にもかかわらず、多くの人が、歩く人のための「片側空け」をやめられないのは、なぜなのでしょうか。
 その背景について、文化人類学者でエスカレーターの歴史に詳しい江戸川大学名誉教授の斗鬼正一さんは、「日本社会に『速いことはいいことだ』という価値観が刷り込まれているため」だと分析します。
 斗鬼さんによると、エスカレーターが史上初めて登場したのは1900年のパリ万博。日本にお目見えしたのは、1914年に東京・上野で開かれた東京大正博覧会だったそう。ただし、この頃は「片側空け」ルールはなかったようです。
 片側を空けて乗るよう初めて呼びかけたとされるのは、1943年頃、第2次世界大戦下のロンドン地下鉄。日本では、高度経済成長期の1967年頃、大阪の阪急梅田駅でアナウンスされたのが最初だそうです。「東京では、バブル景気に沸く1989年頃のJR新橋駅、東京駅の地下ホーム、地下鉄新御茶ノ水駅で自然発生しました」と斗鬼さん。「いずれの時代も、社会全体で効率化を推し進めていた時期と言えるでしょう」
 エスカレーター上を歩く人が増えれば、衝突や転倒による事故が起きるリスクも高まります。このため、鉄道各社は「立ち止まって利用する」との方針をアピールしているわけですが、いったん定着してしまった習慣を覆すのは容易ではありません。その理由を、斗鬼さんは「片側空けが『急いでいる人に配慮する良いマナー』として広まったため」と考えています。「周囲の人に合わせて行動すべきだという同調圧力が強いことも理由の一つですね。特に東京はそうした傾向があり、一度根付いた意識を変えるのは困難です」と指摘します。
 また、エスカレーターの構造に関する情報が広く共有されていない現状も。「建築基準法上、エスカレーターは歩くことを想定して作られていません。ステップは通常の階段より高さがあり、側面がカーブしているためつまずきやすいですが、それを認識している利用者は少ないでしょう。転倒事故などの情報についても、周知されているとは言いがたいですね」

 ・条例で「歩かず立ち止まる」義務づけも…
 近年、エスカレーターの乗り方について条例で定める自治体も出てきました。2021年には埼玉県、2023年には名古屋市が、歩かずに立ち止まって乗ることを義務づける条例を施行しました(罰則はなく努力義務)。
 斗鬼さんは、埼玉県、名古屋市ともに「現状の劇的な改善は見られない」としながらも、「多くのメディアがこの条例を取り上げたため、片側空けのリスクをたくさんの人に知らしめる良い機会になった」と評価。さらに、鉄道各社による注意喚起を「走らないで」ではなく「立ち止まる」に統一するなど、「共通のメッセージを用いたキャンペーンを展開していく」必要性も強調します。
 斗鬼さんによると、片側空けをやめるのに最も効果的な方法は「物理的に不可能にする」こと。「例えば、麻布台ヒルズのエスカレーターのように(ステップの幅が狭い)1列タイプに取り替えていく。また、条例で違反した場合に罰則規定を設けるのも手っ取り早いかもしれません。ただ、取り替えには費用がかかりますし、歩く“犯人”を補足するためのカメラを増やせば、監視社会になる。やはり、『一人一人が意識を改め、自分たちの行動で変えていく』自覚を持つことが大切です」
 斗鬼さんが「好機」と見るのは、2025年4月に開幕する大阪・関西万博です。パリ万博で初めてエスカレーターが登場したように、万博とエスカレーターは深い関係にあります。「大阪・関西万博が、エスカレーターの正しい使い方のモデルを日本が世界に発信する機会になったらいいですね」
 (読売新聞メディア局 長縄由実)

 …と、WEB上にはこんな記事掲載が。
 ふん、ふん、エスカレーターの『二列乗り・立ち止まって乗る』は、JR東日本が2018年12月17日(月)から翌年2月1日(金)まで、東京駅で「エスカレーター歩行対策」を試行しましたのが、最初の取り組みでしたようですねぇ~
 これを契機に、以降は次第に大都市に広がり、そして全国的に…
 ふ~ん、こんな経緯がありましたか(^.-)☆
 今後、駅構内のエスカレーターを利用します際には、留意しませんとイケませんネ(^-^)//"

GONsan のホームページ ↓
日本全国通過旅 (http://gon.mbsrv.net/)