四氏審判の協議が終わりますと、主審がネット下の本部席へ。そして、マイクを片手に場内アナウンスです。
聴き取りにくい場内アナウンスでありましたけど、多分、こんな内容の説明でありましたように思います。
〝2塁走者の本塁突入を3塁ベースコーチが走者に触れてストップさせた為、審判は2塁走者をアウトの判定…〟
…との事ですけど、そんなシーンは無かったような…
とは言いましても、間近で見ておられます3塁塁審の指摘ですから、そぅなんでしょうけど…
それに、塁審は3塁コーチャーに何か確認しておられたような…その際の3塁コーチの返答が、どぅでしたのか…
とにかく、2塁走者をアウトの判定で〝1アウト1・3塁〟→〝2アウト・1塁〟と局面が変わってしまいました(^-^;
そして、結局、6回裏も無得点の尾道商業。不運と言えば不運でしたネ。
WEB上で調べてみますと、こぅいぅケースは多々生じていますようですネ。こんな記載がありました。
◆山崎夏生のルール教室
ランナーとベースコーチが接触 走塁援助で自動的にアウトに?/元パ・リーグ審判員 山崎夏生に聞く
--- 2022年07月21日(木) 11:00 週刊ベースボールONLINE ---
少年野球の審判をしています。先日の試合で打者が右中間への打球を放ち、一塁ベース手前から二塁へふくらんで走ろうとしたところ、打球の行方を見ていた一塁ベースコーチと接触してしまいました。その結果、打者走者は二塁に向かわず一塁にとどまりました。守備側の監督は、打者走者が二塁に走っていればアウトになっていたかもしれないし、ベースコーチが走者に触れれば走塁援助で自動的にアウトになるはずだ、と抗議してきました。いかがなものでしょうか?
このケースは走塁の援助ではなく突発的な接触であり、むしろ走者にとっては妨害になっていますから走者をアウトにはせず、ナッシング(成り行き)にすべきです。公認野球規則6.01a(8)には「三塁または一塁のベースコーチが、走者に触れるか、または支えるかして、走者の三塁または一塁への帰塁、あるいはそれらの離塁を、肉体的に援助したと審判員が認めた場合」に走者はアウトになると定めています。つまり走者の前で大きく手をかざして実際に走者に触れたり、あるいは走塁の勢いで倒れかけた走者を抱えたりしたときに反則行為が適用されるのです。実際の場面では、例えば、わずかにベースコーチの手が一瞬走者の体をかすめたといった程度の接触は肉体的に援助したとは認めません。これが常識的な判断でしょう。
ただし明らかに触れていて走塁に影響があったならば勇気をもってアウトを宣告してください。その走者に対して直接プレーが行われていたならばボールデッド、そうでなければインプレーですから慌ててタイムをかけてはいけません。例えば外野へのヒットで二塁走者が三塁を回ったところで転びそうになりベースコーチが手助けをした、ところが外野からの送球は二塁へ送られ打者走者を刺そうとしていた、などが後者のケースです。
走塁援助でのアウトはプロでも数年に1回程度は起こります。2000年以降では6件あり、すべてが三塁コーチが本塁への進塁を制止しようと思わず走者の前に出て接触してしまった、というケースです。
アマチュアでも私が観戦していた今春のセンバツ甲子園で起こりました。3月25日の木更津総合高対金光大阪高の2回戦、8回の木更津総合高の攻撃で、二塁走者が三塁を回ったところで転倒。三塁コーチが駆け寄り、抱き上げるような形で三塁ベースへ戻るよう促しました。三塁審判の判定は、もちろんアウト。親切心が仇になってしまいました。
-- PROFILE --
<やまざき・なつお> 1955年生まれ。新潟県上越市出身。高田高を経て北海道大に進学。野球部でプレーした。卒業後は日刊スポーツ新聞社・東京本社に入社するも野球現場へのあこがれから、プロ野球審判としてグラウンドに立つことを決意。82年にパ・リーグ審判員として採用され、以後29年間で一軍公式戦1451戦に出場。2010年の引退後はNPBの審判技術委員として後進の指導にあたった。現在は講演、執筆活動を中心に活躍する。
…と、こんな記事の掲載が(^-^)
野球をシッカリ楽しみます為にも、選手の皆様には、『公認野球規則』への精通は欠かせませんようですネ(^-^)
続く7回表の国泰寺も追加点ならず。7回裏の尾道商の攻撃へと進みます(^-^)//"
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