鷺港に到着しますと、待合室で飲み物を頂き暫し休憩となりました。
高速船がヤッて来ますまで、皆さんそれぞれ、お土産屋さんを覗いたり周辺の景観を眺めたり…と、フリータイム。
鷺港駐車場の桟橋寄りには、〝映画「裸の島」と宿祢島〟の案内板が…佐木島に上陸時には眼を通しておりませんでしたので、改めて拝見です。
◆映画「裸の島」と宿祢島
宿祢島は、三原市沖に浮かぶ周囲400メートルの小さな無人島です。
三原市名誉市民の映画監督新藤兼人氏(1912(明治45)年~2012(平成24)年)は、この島を舞台に映画「裸の島」を撮影しました。映画は、孤島に暮らす家族がたくましく生きる姿を瀬戸内の四季を通じて描く、セリフのないモノクロ映画です。厳しい生活の中、前を向いて生きるという姿は、その当時の新藤氏の独立プロ「近代映画協会」の厳しい経営状況を反映していました。
佐木島の人たちの全面的な協力を受けて、映画は1960(昭和35)年に完成、翌年モスクワ国際映画祭でグランプリを受賞し、世界70ヶ国に配給され、感動の渦を巻き起こしたのです。2002(平成14)年、国は新藤氏の偉大な功績に対し、文化勲章を贈りました。
2013(平成25)年、宿祢島は競売にかかることになりました。新藤兼人と映画「裸の島」を愛する会が映画文化遺産として、現状のまま保存・継承するために結成され、全国の映画ファンに寄付を募りました。約800名の賛同により、この島を購入、2015(平成27)年には三原市へ寄贈されました。島の頂上には、寄付に協力した映画人、映画ファン、三原市民の名前を彫った8基のモニュメントが設置されており、その中にはオスカー俳優のベニチオ・デル・トロ氏の名前もあります。
三原市は、宿祢島を映画「裸の島」とともに市民の貴重な財産として、大切に継承し、後世に伝えていきます。
--- 三原市 ---
乗船時間が近付いて来ますと、ヤッて来ました時と同様に、桟橋では〝さぎしまを愛するボランティアガイド〟の土田会長sanがご挨拶。そして、乗船時には皆さんで手作りの『さぎしまへ またきてね』と綴られました横断幕でお見送り(^.-)☆
佐木島滞在は、丁度、6時間でありましたけど、お世話頂きました皆様とのお別れは、チョッと寂しい気持ちにも…
高速船が出航しましても、いつまでも桟橋で手を振って貰いまして、申し訳ない気持ちにも…
次回、また佐木島を訪れます機会が有りますのか否か、分かりませんけど、そんな機会がありましたら、須波~向田港の航路で訪れまして〝第五北川丸遭難者慰霊碑〟--〝大平山〟--〝塔の峰千本桜〟--〝向田港〟のコースでウォーキングを楽しみますのもイィかも分かりません。
〝さぎしまを愛するボランティアガイド〟の皆さん、大変お世話になりまして、有難うございました(^-^)//"
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