本堂に上がりますと、今回は塔婆がありませんから参詣者は少ないかも…と思いましたら、ふ~ん、若干、少なくはありますけど、コロナ流行以降は大概こんなもんかも分かりません(^-^)
ザッと見廻しますと、まぁいつものメンバーですネ(^.-)☆
嫁さんと眼が合いましたら、〝いつ頃来てるの、いつもギリギリに来て(^-^;〟と責めていますような…
本堂に入りますと同時に施餓鬼法要はスタートです。
読経・読み上げ供養が終わりましたのは、10:40頃でしたか…今回は、これで御接待の品を戴きサッサと退散かと思いましたら、さて、どぅしたものか…と思われながらも、お上人の法話が(^-^)
内容は、〝回向文(えこうもん)〟についてでありました。
◆回向文(えこうもん)とは?
回向文(えこうもん)とは、仏教において法要や日々のお勤めの終わりに読み上げる文章のことです。善行、すなわち道徳にかなった行為を積み重ねることで、その人に備わる徳を功徳(くどく)と呼びます。サンスクリット語の「グナ」を語源とする功徳ですが、この言葉にはもともと「幸福」「神聖」「清浄」という意味もあります。
・回向(えこう)の意味とは?功徳を回らし向けること
よく「徳を積む」と言いますが、善い行いは優れた結果をもたらすと信じられています。仏教では寺院の塔やお堂を建てること、仏像を作ること、そして写経や念仏を唱えることもすべて善い行いであると考えられています。この善い行いの結果、目に見える形であらわれるのが御利益(ごりやく)や果報であり、善い行いをした人に備わる能力を功徳と言います。
このように善い行いでもたらされた功徳を回(めぐら)し向けることを回向(えこう)と言います。
回向とは、サンスクリット語のパリナーマナーを語源としていて、「成熟」「発展」「変更」「変化」などの意味を持ちます。「廻向」とも書きます。
回向はもともと功徳を自分の家族に回し向けるだけでしたが、大乗仏教の発展によって回向の対象が家族以外に広がりました。そして、功徳を自分だけのものとするより、できるだけ多くの人、あるいは生きとし生けるものすべてに回し向けて分かち合う方が理想的な功徳であると考えられるようになりました。
・回向(えこう)の歴史と仏教との関係
念仏を唱えることによる功徳をすべての人に回し向けることで、皆がともに極楽往生(ごくらくおうじょう)できるとする考え方もそのひとつです。こうした考え方が転じて、法事で読経しながら亡くなった人の冥福を祈ることを回向と呼ぶようになりました。
・日蓮宗などの回向文
日蓮宗ではさらに多くの回向文があります。他の宗派に比べてとても長く、回向文だけでも読み上げるのに数分かかることがあります。そして文中で、亡き人の戒名や法要を執り行う家名を読み上げることもあります。
…と言うようなお話しをされたように思います。
お上人は、読経の最後に決まって、
『願わくはこの功徳を以て、普(あまね)く一切に及ぼし、我らと衆生と、皆共に仏道を成(じょう)ぜん』と、終わられますので、これが〝回向文〟なんですねぇ~
ふ~ん、そぅでありましたか。勉強になりました(^_^)v
お接待の品を戴きますと、次は嫁さんと墓地へ。
春・秋の彼岸会では、法要を終えますと、皆さん塔婆を手に墓前に向かわれますが、さすがに今回はパラパラと(^-^)
既に彼岸までに墓参りは終えておられますから、塔婆が無いとなれば、こんなもんなんでしょうねぇ~
墓前で、暫し読経後は、芦田川方向を眺望です。天気が良すぎますと見えないことも多いのですけど、この日は遙照山天文台がクッキリと(^_^)v
天文台を画像に納めましたのは、久し振りとなりました(^-^)//"
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