ダム湖(ハイヅカ湖)を見下ろしますと、ボートが2隻。11:00からの〝ダム湖巡視体験〟では、GONsan達もこのボートでダム湖巡視体験ですネ。
定刻に〝ダム探検ツアー〟がスタートです。 この時間の参加者は、GONsan達ともぅ一家族(ご夫婦とお子様)の総勢8名でありました。
ダムの中央にあります建物の中に入りますと、エレベーターでダム下へ。まずは、下からダムを見学です。
◆灰塚ダム<1/3>
--- 出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』---
灰塚ダム(はいづかダム)は、広島県三次市、一級河川・江の川水系上下川に建設されたダムである。
国土交通省中国地方整備局が管理する高さ50.0mの重力式コンクリートダムで、上下川及び合流先の馬洗川(ばせんがわ)・江の川の治水と三次市への上水道供給を目的とした特定多目的ダムである。ダムによって形成された人造湖はハイヅカ湖と命名された。
・地理
上下川は江の川の主要な支流である馬洗川に合流する河川である。石見銀山街道の宿場町で、古い町並みで有名な上下付近を水源として北西に流路をとり、ハイヅカ湖で田総川を併せてダム地点を通過し、馬洗川に合流する。馬洗川はその後三次市中心部において庄原市より流れ来る西城川を合わせると直ぐに江の川に合流する。ダムは上下川と馬洗川の合流点からすぐ上流に建設された。
建設当初の所在地は双三郡(ふたみぐん)三良坂町であったが、平成の大合併によって三次市三良坂町となった。またハイヅカ湖は三次市吉舎町と庄原市総領町にまたがるが、これらの地域も平成の大合併以前はそれぞれ双三郡吉舎町と甲奴郡(こうぬぐん)総領町であった。ダム名の由来は水没地域の中心地であった「灰塚」地区に因んでいる。
・沿革
「中国太郎」と呼ばれ、中国地方最大の河川である江の川は流域の大部分が山地であり、平地は三次盆地や河口部の江津市などわずかであった。そのわずかな平地に耕地が開発され、人口が集中していった。特に三次盆地は備後北部の交通の要衝であり、江戸時代には広島藩の支藩である三次藩も置かれた。五万石の城下町として発展をしていた三次市であるが、大雨の際には度々洪水による被害を受けていた。これは三次盆地の地形的要因によるものが大きい。
三次盆地は江の川とその支流が一同に合わさる土地である。西南方向から江の川が流れ、ヘアピン状に大きく蛇行して西方向へ流路を変える。このヘアピン状の蛇行部に向かって北から神野瀬川、東から馬洗川が合流する。さらに馬洗川には江の川の合流直前に西城川が合わさる。
このようにして三次盆地に中国山地南部・東部・北部の三方向から一斉に河川が合流する上に合流後は急激に川幅が狭くなることから、大雨が一旦降れば一挙に濁流が三次盆地に押し寄せ、盆地はさながら湖のような惨状となる。こうした江の川の治水を図るため、1953年(昭和28年)から建設省中国地方建設局(現・国土交通省中国地方整備局)は堤防建設を主体とした河川改修を直轄で実施した。だが1965年(昭和40年)6月~7月に掛けて江の川は二度にわたる大洪水をひき起こし、三次市を始め流域に大きな被害を与えた。
この洪水を機に、江の川の治水を万全なものとするために建設省は江の川本流、高田郡八千代町(現・安芸高田市)に土師ダムの建設を1966年(昭和41年)より開始した。三次市までの洪水調節を図り、堤防整備などと併せて江の川下流の洪水流量を軽減しようとした。ところが1972年(昭和47年)7月、中国地方全域の河川を暴れさせた「昭和47年7月豪雨」は江の川流域、特に三次市に過去最悪の被害を与えた。馬洗川の堤防が決壊して中国山地北東部に降った雨が一挙に三次市内に流れ込み14,000戸が床上・床下浸水の被害を受け、22人の尊い人命が失われた。このため江の川本流のみならず、上流部最大の支流である馬洗川流域における根本的な治水対策が求められた。
一方、三次市や庄原市は古くから人口の密集する地域であったが、上水道は地下水や江の川からの直接取水によって賄われていた。だが次第に人口増加によって需給のバランスが崩れ、渇水になると容易に水不足に陥った。土師ダムは広島市への上水道供給を目的としており、江の川から新たに水を取水するのは慣行水利権の関係上不可能であった。その慣行水利権者である流域の農家も、渇水期には必要な取水量が確保できず農業も深刻な被害を受けていた。こうした観点から水資源供給の整備も不可欠となった。
以上の理由から土師ダムに続く江の川水系の河川総合開発事業が計画され、1973年(昭和48年)に策定された「江の川水系工事実施基本計画」において馬洗川流域の多目的ダム計画が正式な事業として採択された。これが灰塚ダムであり、「江の川総合開発事業」として1974年(昭和49年)より事業が着手された。
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