◆福山城 築城400年記念イベントの最後を飾る「時代行列」
--- 2023/01/10 05時48分 NHK広島 NEWS WEB ---
福山城の築城400年を記念するイベントの最後を飾る催しが、9日に福山市で行われ、市民や関係者がよろいや着物姿で練り歩く時代行列が披露されました。
福山城は去年、築城400年を迎え、市などでつくる実行委員会がおよそ1年間にわたってさまざまな行事を開催してきました。
9日は一連のイベントの締めくくりとなる催しが行われ、福山市霞町の中央公園には、よろいや着物を身につけた市民や関係者およそ400人が集まりました。
はじめに福山藩の初代藩主、水野勝成役を務める福山城の応援サポーターで声優の福山潤さんが「皆の者、出陣じゃ」とかけ声をあげて行進がはじまりました。
行列は福山城に向かうおよそ1.8キロの道のりを練り歩き、沿道に集まった人たちは手を振ったり写真を撮ったりしていました。
行列の前後には、福山城の築城を祝って始まったとされる伝統の「福山とんど」も加わり、子どもたちが高さおよそ3メートル、あわせて8基のとんどを引いて進んでいきました。
時代行列に参加した水野勝成の子孫で20代当主の水野勝之さんは「築城400年のイベントが終わっても、これを始まりとして、次の100年も福山のまちづくりが盛り上がればうれしいです」と話していました。
◆まるでタイムスリップ! 福山城築城400年記念“時代行列・福山とんど祭り”
--- https://fukuyama400.jp/event/2022063275 ---
・時代行列
福山城築城400年にあたり,記念事業,福山城400年博のフィナーレとして福山城にゆかりのある城主やゆかりの先人の時代行列を当時の衣装で再現し,福山のまちを練り歩きます。
・福山とんど祭り
長い竹を円錐型などに組み立て、そこで正月飾りや書初めなどを焼くことで無病息災などを願うとんど。焼いている時に竹がはじける音からこの名が付いたとか。福山では福山城築城を祝い、竹のてっぺんに豪華な飾りを付けたとんどを担いで城下を練り歩いたのが始まりといわれています。とんどの点火式は迫力満点!色々な意匠を凝らした飾り付けをしたとんどが連なって、町中をとんど音頭を歌いながら練り歩く行進も計画中。
・見どころ
江戸時代、とんどを担ぎながら町中を練り歩く福山とんどは勇壮かつ華やかで「日本一のとんど」と言われました。勝成公は特に吉津町の鶴亀とんど、上魚屋町の懸け鯛、笠岡町の諌鼓鶏、船町の宝船、下魚屋町の三方に伊勢海老という5つの町の飾りを褒めたので、以来、これらの町は同じ意匠を400年間作り続けています。
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