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 後円部の墳頂の東側には石段がありまして、これを下って行きますと、降りたところの左側に祠が存在し、中には弥勒菩薩が祀られておりました。

 ◆西岡の弥勒菩薩

 --- 出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』---

 さぬき市指定有形文化財(彫刻)。
 富田茶臼山古墳の後円部東側に祀られる弥勒菩薩の石仏。鎌倉時代後期から南北朝時代の間の作と推定される。かつて古墳そばの池から出土し、のち現在地に移し祀られたという。昭和47年8月22日指定。

 ◆西岡の弥勒菩薩(みろくぼさつ) --さぬき市指定文化財--

 --- 祠内の説明板より ---

 この石仏は弥勒菩薩と言い伝えられ、石材は火山の凝灰岩(ぎょうかいがん)が使用されています。頭部が欠落しているため別のものが置かれ、膝も二つに割れていますが大型であること、法衣(ほうえ)が表現されていることから鎌倉時代後期~南北朝(約700年前)にかけて作られたと考えられています。
 言い伝えによると約300年前、この下にある「通り池」(現在は通池公園になっています)を掘った際、この本尊の石仏が出たのでおまつりされるようになりました。現在の場所に移される前は、通り池の西に庵がありそこに安置されていました。その後、現在地に移され地元の方が毎日交代でお世話をされ、今も大切に守られている貴重な石造物です。(さぬき市教育委員会/さぬき市文化財保護協会)

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