それでは、安国寺の中へ…境内を通り抜け「安国寺釈迦堂」に向かってみます。
◆備後安国寺(びんごあんこくじ)
鎌倉時代に創建され、室町時代に足利尊氏により安国寺と改称された臨済宗のお寺。
釈迦堂と堂内の木造阿弥陀三尊像・木造法燈国師坐像はいずれも国の重要文化財に指定されています。
釈迦堂裏には枯山水庭園があり、堂前には国の重要美術品の石造地蔵菩薩像があります。水野勝成が子どもの安穏を祈り建立安置した「子安観音菩薩」は、子授けや子育てにご利益があると評判で、遠方からも祈願に訪れています。
◆安国寺(福山市)
--- 出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』---
安国寺(あんこくじ)は、広島県福山市鞆町後地にある臨済宗妙心寺派の仏教寺院。山号は瑞雲山。 釈迦堂は国の重要文化財に指定されている。
・歴史
文永10年(1273年) - 無本覚心(法燈国師)を開山として金宝寺(安国寺の前身)創建、釈迦堂(仏殿)建立
文永11年(1274年) - 阿弥陀三尊像を造立
暦応02年(1339年) - 足利尊氏による再興
室町時代 - 寺号を「安国寺」と改める
安土桃山時代 - 毛利輝元、安国寺恵瓊(1579年)による再興
江戸時代初期 - 京都妙心寺の末寺となる
大正09年(1920年) - 法堂を焼失
昭和02年(1927年) - 釈迦堂が重要文化財(当時の国宝)に指定される
昭和17年(1942年) - 阿弥陀三尊像、法燈国師像が重要文化財(当時の国宝)に指定される
昭和30年(1955年) - 境内が広島県の史跡に指定される
◆安国寺釈迦堂(あんこくじしゃかどう)
備後の安国寺は暦応2年(1339年)足利尊氏が国ごとに建立した安国寺の一つである。堂内の法燈【ほっとう】国師坐像(重文)の躰内墨書及び達磨【だるま】大師位牌【いはい】(県重文)の銘により、この寺の前身に金宝寺があったことが明らかとなった。
現在の釈迦堂は、金宝寺の仏殿と伝えられ、その後慶長4年(1599年)、明和2年(1765年)の大修理を経て昭和8年(1933年)解体修理がなされた。
禅宗様は鎌倉時代初期、宋より帰国した僧栄西によって導入された建築様式で、この釈迦堂の随所にこの様式を見ることができる。
尾だるきの組み入れ、屋内架構の複雑さ、堂中央の鏡天井等その内部の構成はすばらしい。また軒の反りは大きく、軒廻りは大疎【まばら】だるきとし、桟唐戸、弓連子(波欄間)を設けている。
これらはいずれも禅宗様の特徴をよく備えたもので、典型的な禅宗様仏殿として貴重なものである。
釈迦堂を拝観しましたら、裏側の枯山水庭園へ。
何度も訪れておりますので、ササッと観て廻りたいと思います(^-^)//"
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