◆福山市旧佐波浄水場配水地(国登録有形文化財)
登録年月日 2013年(平成25年)3月29日
登録番号 34-0133号
所在地 福山市佐波町字城山202番7
福山市草戸町字上山地1番5
所有者 福山市
構造等 コンクリート造及び煉瓦造、面積929㎡
旧佐波浄水場配水地は、ろ過して造られた浄水を一時的に貯留するための施設で、1925年(大正14年)9月に建造されました。
幅15.2m、長さ27.3m、深さ3.8mの池が二つあり、当時の約8時間分の浄水を貯留する機能を持っていました。
池底には粘土を敷均してコンクリートを重ね、側壁にはコンクリートとその表面に煉瓦が覆ってあります。煉瓦の壁は、長い煉瓦の列と短い煉瓦の列を交互に繰り返す、「イギリス積」と呼ばれるものです。
また、配水地の上部に土を覆い芝生を張ることで、寒暑による水の冷熱を避けるとともに、浄水への外的汚染を防ぎ、さらに、煉瓦石のふたの両側及び側壁に換気孔を設け、池の水の酸化を増進するようにしました。
二つの池は中仕切壁によって区画されており、さらに、中仕切壁と対壁の間に、5個の煉瓦石造りの導流壁を突き出させ、その壁間に水を還流させることにより、水の滞留を防いでいました。
入口の上には、阿武信一市長の直筆で大理石に彫られた「不舎晝夜(ふしゃちゅうや)」の記念額が掲げられています。この言葉には、断水がないことを意味するとともに、建設の苦労、喜び、福山の永遠の発展と市民の幸福への思いが込められています。
--- 2014年(平成26年)5月29日 建立 福山市上下水道局 ---
この「佐波城山公園」は、結構広い広場の中に「配水池・浄水井上屋・浄水場門」と、以上三つの国登録有形文化財が存在するのみで、何となく勿体無い使い方の公園ではありますネ。
この公園の南側に隣接の山上には、草戸愛宕神社から佐波城跡までの立派な散策道もありますから、佐波城山公園から佐波城跡へ上がり散策道でも有れば…と思うのですけど…
一応、佐波城跡に上がります道でも有るのかも…と、確認してみたのですけど、公園と山際との境界にはフェンスが設けられ、山側への進入路は無さそうでしたネ。
せっかく、2014年(平成26年)4月に公園として整備されたのですから、もっと有効活用出来ます公園となりましたら嬉しいかも(^-^)//"
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