ノンビリと石段を上がりながら、眼に入ります景観を次々にパチリです(^.-)☆
そぅしています内に唐門までヤッて来ました。ここには、こんな説明板が…
◆福山市重文 常國寺唐門
--- 福山市熊野町常國寺 1964年(昭和39年)10月10日指定 ---
当山の正面門としては、少し小さいですが、形態がよく整い、各部精巧で意匠が優れています。
再建年代は元禄頃(1688~1703)で、正面桟唐戸前身の建物が使用されたと思われ、鏡板の桐文薄肉彫りはすばらしく、珍しいものです。
一間一戸の四脚向唐門で、総けやき造りです。正面は巾3.3mあり、屋根は本瓦葺です。
--- 福山市教育委員会 ---
今までは、福山市の重要文化財でしたけど、今回、県の重要文化財に指定です。
◆広島 福山市常國寺唐門が県の重要文化財に
--- 日蓮宗新聞社 全国の通信記事 2022年2月22日 ---
【広島】広島県福山市常國寺の江戸時代中期に造られた唐門が、県の重要文化財に指定された。指定の理由は、室町幕府第十五代将軍足利義昭と常國寺の関係性を、江戸時代の職人たちが建物形式やデザインで示したことなどが挙げられている。県の重要文化財になるのは11年ぶり、建造物としては46件目の指定となった。
濱田壽教住職は、「450年の時を経て、将軍門が今もお寺にあるのは、皆さまのご先祖が、御題目信仰と共に、歴史を受け継いでこられた証(あかし)です。指定の喜びを共に致しましょう」と語られた。
◆福山の常国寺唐門、広島県重文に 県教委、足利義昭の御所
--- 2022/02/15 7:57 中国新聞社 ---
広島県教委は、福山市熊野町の常国寺唐門を県重要文化財に指定すると決めた。室町幕府最後の将軍足利義昭が備後国に滞在した際に御所の一つとした史実を伝えている点や、各部の精巧な造りを評価した。県重文の指定は建造物では11年ぶりで、計319件になる。
唐門は江戸中期の18世紀前半の建築で本瓦ぶきの幅約3.3メートル、奥行き約2.0メートル、棟高約5.6メートル。扉上部には足利家ゆかりの桐(きり)文様を浮き彫りにした板がはめ込まれ、上部を支える「蟇股(かえるまた)」には、足利家の家紋「二つ引両」が彫られている。柱の上部をつなぐ頭貫(かしらぬき)にある雲形の彫刻や、梁(はり)の上にある大瓶束(だいへいづか)の装飾の技法も優れているとされた。
常国寺は室町中期の文明年間(1469~87年)の創建と伝わる。義昭が毛利氏を頼って1576~87年に備後国へ入り、再起を図った際に御所にもなった。義昭が愛用した羽織などが死後に奉納されたとされ、現在に伝わる。浜田寿教住職(59)は「地域にも守られ、受け継いできたことが評価された」と喜んだ。(吉原健太郎)
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