退散時に気付きましたけど、ダンボールで作られましたこのトラックもアート作品でありました(^.-)☆
◆ズガコウサクとクリエイト
大阪・神戸在住の、「岸川のぞむ」と「岡本和喜」の二人によるユニット。2009年よりズガ・コーサクとクリ・エイト(略してズカクリ)としての活動を始める。
主に段ボールなどの廃材を使って、どこかに有りそうな 風景を作り出し続けている。
二人の制作の方向性は全く違うが、面白い物を作りたいという情熱は同じ方を向いている。
…と、WEB上にはこんな記載がありました。
外に出まして屋根下に眼を移しますと、杉玉が(^-^)
◆知ってる?酒屋や酒蔵にぶら下がっている丸い玉「杉玉」の正体と重要な役割
--- https://kurand.jp/blogs/magazine/387087269943 ---
酒蔵や酒屋の軒先によく飾られている、丸い緑の玉。皆さんはこれを“ただの飾り”だと思っていませんか?
この緑の玉は「杉玉」と呼ばれるもので、実は日本酒好きなら絶対に知っておきたい、重要な役割が秘められているのです!
ということで今回は、そんな謎の玉「杉玉」をピックアップ。杉玉の役割や起源、そして杉玉の“とある変化”と共に楽しみたい、4タイプの日本酒を紹介します。
杉玉とは、その名の通りスギの葉(穂先)を集めてボール状にした造形物です。読み方は、「すぎたま」「すぎだま」、または酒林と書いて「さかばやし」と呼びます。
スギの葉のみで作られているわけではなく、針金で芯となるボール(できあがりの半分ぐらいの大きさ)を作り、それにスギの葉を下方から順に差し込んで固定し、上まで刺したら球状になるように、きれいに刈り揃えることで杉玉は完成します。
「葉っぱの塊だから軽そう!」っと思っている方もいるかもしれませんが、実は完成したばかりの杉玉の重量は直径約50cmで20kg、約40cmで9~10kgほど。
緑色の葉に含まれる水分が抜けどんどん茶色になっていく頃には、抜けた水分の量だけ製作時より軽くなりますが、取り扱いには気をつけましょうね。
さて、軽く触れましたが上記のように杉玉は、緑色の場合と茶色の場合がありますよね。
実はこの色の変化こそが、杉玉の重要な役割なのです!
まず、日本を造る酒蔵などが、軒先に緑色の杉玉を吊すのは、新酒が完成したことを知らせるためです。「搾りを始めました」というアピールですね。
新酒の季節に吊るされた杉玉は当然、徐々に枯れていき、どんどん茶色がかっていきます(深緑の杉玉を見られるのは数週間ほど)。
そしてその変化は、新酒の変化、熟成具合と重なります。
つまり、新酒が完成したことを伝える緑色の杉玉は、今度はその新酒の熟成具合を、道行く人に伝えているのです。ただ、酒蔵や酒屋によっては、何年も同じ杉玉を吊るし続けている場合もあるようなので、その点は注意してくださいね。
杉玉の役割は、新酒の完成を伝えるのと同時に、葉色の変化により、その新酒の熟成具合を伝えること。
…と説明しましたが、実は元々の役割は別だったと言われています。
諸説ありますが、最も有力なのは奈良県の桜井市にある、大神神社(おおみわじんじゃ)を由来とするものです。
大神神社は、古くからお酒の神様を祀るとして有名な神社。大和朝廷の神事の神酒(みき)を造るという、重要な役割を担っていた神社でもあり、お酒との関わりが深いことで知られています。
そんな大神神社がある三輪山は、神南備(かみなび・かむなび)と呼ばれる神の通り道、拠り所とされている場所で、その場所にたくさん養生している杉にもまた神が宿ると言われています。
そして、その神が宿った杉の葉を束ねて、酒屋の軒先に吊すという風習が生まれたそうです。
“杉を束ねる”と書いたように、当時は球状ではなく、名称も「酒箒(さかぼうき)」や「酒旗(さかばた)」だったのだそう。
江戸中期には、鼓のように束ねた杉の葉を「酒林(さかばやし)」と呼び、軒先にかけて酒屋の看板にしたと言われています。
江戸中期の文献の一つには、既に球状で描かれている杉玉の原型があることから、江戸期の間に杉玉は急速に形を変えていき、江戸後期には現在に受け継がれる球状の杉玉が完成したと思われます。
神が宿った杉の葉を吊るすことで、お酒の神様に感謝を捧げるものだったという杉玉。
全国に広まった杉玉の風習は、酒屋が新酒を搾る頃に杉玉を飾ったことから、新酒が完成したことを知らせる役割を持つようになっていきました。
そして現在では、お酒の神様に感謝を捧げるという一面よりも、前述したように、軒先の人に新酒の状態を伝えるという一面が強くなったのです。
ただ、これはあくまでも一説であり、“スギの葉はお酒の腐敗を直すから吊るす”、という風習が広まったという説もあります。
◇杉玉の変化と共に楽しみたい4タイプの日本酒
新酒の時期に吊るされる杉玉は当然、次の年の新酒の時期に交換されます。つまり、1つの杉玉が伝えてくれる新酒の熟成具合は1年間のみです。
ということで最後に、杉玉の、1年間の葉色の変化と共に楽しみたい、4タイプの日本酒を紹介します。
・「冬酒(新酒・しぼりたて)」
時期は冬(11月~3月頃)。
秋に収穫された米から造った、その年の最初に搾ったお酒で、抜群のフレッシュさが特徴です。
当然ながら熟成期間は殆どありません。そのため、角があるような荒々しさ、言い換えれば、その日本酒が持つ勢いをダイレクトに感じ取れるような味わいを楽しめます。
・「春酒」
時期は春(3月~4月)。
冬に搾ったお酒を春に出荷したものです。春らしい、上品な甘みとフレッシュな味わいのものが多く、多少熟成したことで、新酒より荒々しさが抑えられた仕上がりになっています。
・「夏酒」
時期は夏(5月~7月)。
冬に搾ったお酒を夏まで貯蔵して出荷したものです。夏らしい爽やかな味わいのものや、オン・ザ・ロックでも楽しめるような、高い度数のものや、味が濃いものがあります。
熟成により、新酒の荒々しさが丸くなり、まろみのある、比較的柔らかな口当たりになっています。
・「秋酒(ひやおろし)」
時期は秋(8月~10月)。
一夏を超え、秋まで熟成されたお酒です。しっかりとした熟成による、円やかな口当たりと、コク深い味わいが特徴です。
・まとめ
軒先に吊るされた杉玉の葉色の変化が、その年の新酒の熟成具合を伝えている。なんとも日本人らしい、風流な文化ではないでしょうか。
四季に恵まれた我が国の国酒“日本酒”には、1年間という時間の中で、まるで各季節に寄り添うように、熟成という味わいの変化が訪れます。
その変化を知る1つの指標として、これからは杉玉の色を少し気にしながら町を歩いてみてはいかがでしょうか?
深緑の杉玉や、ほどよく枯れた杉玉を見つけたら、きっとその日は、いつもより味わい深い日本酒を楽しめるはずです。
…と、こんな『杉玉』のようであります(^.-)☆
それでは、次に、圓福寺に向かってみます事に。その途中で氏神様の「力石」をパチリです(^-^)//"
◆鞆の津の力石
--- 鞆物語 https://tomonoura.life/spot/13530/ ---
鞆は海運の発展と共に栄えた港町。かつては多くの仲仕が船積荷物の陸揚げや積み込みなどに従事していました。重たい荷物を肩に担ぎ、積み荷を運んだ力自慢の仲仕達は祭礼の場などで、力石を使ってその力と技を競いあったようです。差し上げた石には名前が刻まれ、神社に奉納もされました。鞆の津には「東濱・港濱・西濱」の仲仕組合があり、互いに競い合っていたことが知られています。
仲仕達の誇り、ここにあり!なんと石の重さは230kg!!
沼名前神社に20個、住吉神社に3個、奉納されている力石です。すべて花崗岩製で楕円状を呈し、重さは61貫(230kg)から32貫(118kg)と様々で、石には重さと奉納者名などが刻まれています。製作年代のわかるものは5個あり、天保15年(1844年)から安政5年(1858年)までの年号が刻まれています。
GONsan のホームページ ↓
日本全国通過旅 (http://gon.mbsrv.net/)