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 明圓寺とお別れしますと、次は、医王寺に向かいます。が、途中に、「ギャラリー&カフェ さらすわてぃ」が存在しますから、建物内には入りませんけどチョッと立ち寄りとなりました(^.-)☆
 WEB上で「ギャラリー&カフェ さらすわてぃ」を検索しますと、こんな記載が…

 ◆ギャラリー&カフェ さらすわてぃ

 --- 鞆物語 https://tomonoura.life/gourmet/12618/ ---

 医王寺へと伸びる坂道を辿っていくと、その途中にナチュラルな一枚板の看板がふわりと目にとまります。そこから石段をさらに上へ。すると、目の前には素敵な住宅が…それが「さらすわてぃ」さん。
 大正時代の古民家を大改築して、懐かしくて新しい「ギャラリー&カフェ」に生まれ変わりました。昔の梁や柱を活かし、壁やフローリングにもこだわっています。独特な風合いを持つ白壁に、ダークブラウンの深みを湛えるフローリング。2階から望む鞆の浦の絶景も、最高です。
 夏には“涼”、冬には“暖”…穏やかに深呼吸ができる、そんな優しい場所へ、さあ、足を運んでみませんか。

 ・美しいものを眺めながらの一喫、それこそが最高の贅沢
 ウッドデッキから眺める中庭の調和、2階のお座敷から望む鞆の浦の絶景。そんな最高の景色を愉しみながら、おいしいコーヒーやアップルジュースを、すーっとのどに通す。厳選された直輸入の豆を使ったコーヒー、無添加100%のアップルジュース。それを、こだわりの器でいただく、その贅沢。うん、文句なし。
 ◇「コーヒー」500円(セット800円)、「リンゴジュース」500円

 ・こだわりが結実した、豊かなギャラリー
 屋敷内には、衣服やアクセサリー、それに、椅子などの調度類や可愛い置物などが、センス良く並べられています。これらはすべて奥さまが、全国のアーティストの作品の中から厳選したもの。「さらすわてぃ」さんが創り出す世界観は、調和していて、乱れなし。ほっと、なごませてくれる、優しいギャラリーです。
 ◇こだわりの品々―時間を忘れて、見惚れます

 ◆ギャラリー&カフェ さらすわてぃ 新田久子さん

 --- https://nipponianippon.or.jp/story/scene1/1158.html ---

 -- ぬくもりのアートを並べて ギャラリー&カフェ さらすわてぃ 新田久子さんの物語り --

 きっかけは、多くの人との縁でした―潮風の通り道となった古民家カフェで、自然と語らい、人の心に灯をともす
 心安らぐ、自然と一つになる場所を
 「さらすわてぃ」新田久子の物語り

 海や草木、陽の光とともに息づく鞆の浦。 そんな鞆の町を象徴するようなお店がある。そこを営むのは柔和な雰囲気の中に、力強く真っ直ぐな“芯”を秘めている女性。元々は福岡でギャラリーを営んでいたが、人の縁でここ、鞆の浦に辿り着いた。
 気張らない、温かみのあるものを提供したいという信条のもと、店内には選び抜いた置物やアクセサリーを並べている。鞆の浦の自然と語らいながら、訪れる人々の心に、穏やかさの灯をともしていく。
 「ギャラリー&カフェ さらすわてぃ」新田久子(にったひさこ)の物語り。

 階段の向こう調和するいろどり 古民家の名残がある空間
 医王寺へと続いていく参道の途中、控えめに現れる階段を上ったところに、「さらすわてぃ」はある。古い民家だったものを改築したせいもあり、その雰囲気は鞆の浦の景色と見事に調和している。
 高台に位置し、外に大きく開いた縁側をそのまま残してあるから、店内からは、鞆の浦の海を一望することができる。
 潮の香りを含んだ風を嗅ぎながら、刻々と色を変える陽の光を眺めていると、時間が経つのを忘れてしまう。
 店の中には、新田さんが選んだ、“アート”な作品群が並べられていて、それらを見ていると、普段眠っている心の奥深くが、やさしく刺激されるみたいで―。
 出される飲み物も、素材、器ともにこだわり抜かれていて、鞆の浦の景色を眺めながら、誰もが至福のひとときに身を浸すことができる。

 人が繋いでくれた新田さんの想い
 「潰れるなんて、もったいない」新田さんが鞆の浦にやって来たのは、まったくの偶然だった。
 もとは福岡で、まだ世に出ていない才能を、どこよりも早く発信するギャラリーを営んでいた。しかし、様々な事情により、店を一度閉めることに―。
 これからどうすればいいのか。そんなふうに思案していると、新田さんに声をかけてくれる人がいた。
 「こんな良いギャラリーが潰れるなんて、もったいない」新田さんのギャラリーを知る人が、鞆の浦に場所を貸してくれることになり、復活を後押ししてくれた。
 その後も、次々と、新田さんの理念に共感してくれる人たちが現れて、最終的には、古民家を持て余している、福山市在住の方に場所を提供してもらうことになった。
 ギャラリーというかたちで、この場所を甦らせてくれる新田さんにだったら、と、その人は古民家の改築にまで協力してくれた。
 こうして、「ギャラリー&カフェ さらすわてぃ」を、開けることになった。新田さんが困っているときには、いつも助けてくれる人が現れた。それはきっと、このギャラリーの持つ、不思議な魅力のおかげなのだろう。

 改築、そして―その建物は、鞆の浦を体現するかのようで、そうして、新たにスタートを切ることになった新田さん。
 改築には、彼女ならではのこだわりがあった。―“風の通り道”があるようなお店にしたい。
 その想いそのままに、店内を風が踊るようにして吹き抜けていく。ここでは、真夏でも、心地好い涼やかさを感じることができる。また、開放感のある構造が巧みにデザインされているから、「さらすわてぃ」には、古民家特有の暗さは感じられない。
 陽光や、海や石垣からの照り返しという光りが、自然な明るさをもたらしてくれる。それを、光りが歌う、と新田さんは表現する。
 改築の際、新田さんは、ずっと好みの音楽をかけていた。
 草木であれ、動物であれ、ワインであれ、良いメロディをともにすると、目が覚めるような成長、熟成を見せる。きっと、このお店も同じで、だから、「さらすわてぃ」全体から、新田さんの持つ優しさがにじみ出てくるのだろう。

 ギャラリーを飾る置物たち 心惹かれる、その色、そのかたち
 福岡にいた頃は新人発掘を主としていた新田さん。東京よりも、いち早く、と、“アート”に追われる日々だった。しかし、鞆の浦に移ってからは、違う風に考えるようになった。
 鞆の浦では緩やかな時間の流れが漂っている。その中で人は自然と一体となって、大事なものを受け取ることができる。
 新田さんはそうした気風を尊んで、気張らない、人のありのままの心を映してくれるような、自然体の作品たちを置くようになった。衣服も、調度類も、置物も、すべてが建物や外の景色と同じ雰囲気を身に纏っている。
 それらを眺めているだけでも心が安らぐし、どれかを購入して、お店の雰囲気を持ち帰れば、ここの安らぎを、いつでも思い出すことができるはず。

 「さらすわてぃ」を営む意味 人々に“気”を与えていく
 新田さんは、毎日草木の手入れをするなどして、自然と直に語り合っている。そうすることで、調和の度合いは一層濃密なものになり、調和から生まれる“気”は、置物ひとつ、コーヒー一杯にも宿っていく。
 人びとは、その“気”に触れることで、安らぎと元気をもらう。
 人づてにこの場所の存在が伝えられてゆき、そうして、“気”を共有する人の輪は、さらに、どんどん広がってゆく。
 元気をもらった人びとは、また自分の道を歩き出し、新田さんはそれを静かに、微笑みとともに見送る。その佇まいは、はるか昔より鞆の浦を見守ってきた、水先案内人のそれに似ていて―。
 海や草木、陽の光りの変化を楽しみながら、今日も新田さんは「さらすわてぃ」を営んでいる。

 …と、こんな『ギャラリー&カフェ さらすわてぃ』の説明が(^.-)☆
 そして、ここから少し上に上がっていきますと、「後山山荘」が…
 「後山山荘」には、予約がありませんと入れませんようであります。

 ◆後山山荘

 --- http://ushiroyamasansou.com/introduction/ ---

 瀬戸内海国立公園のほぼ中心にある自然景観と歴史の町、鞆の浦(広島県福山市鞆町)を一望する高台に位置する「後山山荘」は、建築家・藤井厚二(1888-1938)が兄・与一右衛門のためにつくった昭和初期の鞆別荘を、現代建築家・前田圭介が受け継ぎ再生(2013)させた建築です。
 後山山荘は、藤井厚二の京都・大山崎「聴竹居」と同じデザインのサンルームがあり、天井に排気口があるなど藤井厚二自らが興した環境工学の考えを示していて、藤井厚二がつくった過去の建築と、前田圭介がつくった現代の建築を同時に見ることができます。
 また、ここには美しい景観や庭園、歴史や文化があります。
 後山山荘の南東方向には、瀬戸内海に浮かぶ島々と鞆の街並みの絶景を楽しむことができます。日の出から夜まで刻一刻と姿を変える海と町の景観に時が過ぎ行くのを忘れるほどです。西側の山手には、藤井のデザインによる日本庭園があり、四季折々に変化を見せるモミジを中心とした植栽、花々の移ろいを楽しむことができます。奥の木陰には「禽浴(きんよく)の滝」があり、小鳥が水浴をする姿が見られることもあります。
 さらに、結城素明(ゆうきそめい)筆「琴棋書画襖絵(きんきしょがふすまえ)」や、この山荘のために書いた藤井与一右衛門の漢詩「鞆八景」も残されています。鞆での生活やその自然景観、季節の移ろいなどが文化となり歴史となって積み重なっているのです。
 私たちは、後山山荘における建築的、景観的、文化的、歴史的な価値を掘り下げて見直すとともに、その価値をさらに高めるため利活用を促進し、地域に根差した生活の美学や空間の魅力を再確認しつつ、維持管理・保存し、もって地域の建築文化や観光の発展に寄与したいと考えています。

 --- 後山山荘倶楽部 共同代表 松隈  章・谷藤史彦 ---

 見学の可能な日時:下表の定期公開日の10時~15時。次のいずれかの時間帯。
 10時~/11時~/13時~/14時~(1回あたりの見学時間は概ね50分とします)
 ※ 定期公開日以外の見学について
 見学人数が10人以上の場合、定期公開日以外でもご相談に応じます。
 人数制限:回あたり原則20人まで。
 内部空間をゆっくり実感していただく為に、サンルーム内部へ入る人数は10人までとします。
 引率・解説:簡単な解説を行います。自由閲覧用資料も準備してあります。
 マナーの徹底:後山山荘は、個人所有の別荘です。以下の禁止事項を遵守し、節度ある見学が望まれます。
 室内、敷地内、近辺は禁煙
 窓、襖、障子を開閉したり、家具・備品などを勝手に移動させないこと
 室内での写真・ビデオ撮影原則禁止
 大型の荷物の持込み禁止(手荷物は玄関に保管)
 駐車場:近所の市営駐車場をご利用下さい。近隣のご迷惑となるため、路上駐車は禁止です。
 見学料:1,000円/大人 500円/学生(小学3年生以下は入場できません)

 ◆後山山荘

 --- arch-hiroshima http://arch-hiroshima.info/arch/hiroshima/ushiroyama.html ---

 鞆の浦の高台に建つ住宅建築。建築家 藤井厚二が兄の与一右衛門のために昭和初期に建てた別荘であり、かの「聴竹居」とも共通する要素が織り込まれた名品であったが、空家となり廃屋同然となってしまう。
 相談を受けた前田の提案で残存箇所を修復しながら再生を図ることになり、新旧が絶妙に融合した建築作品となった。なお、本作は個人住宅をオーナーの好意により見学できる状態とされており、見学は特定の日に予約した上で行うことになる。
 訪問してみて最も印象深かったのは鞆港を一望できるすばらしい眺望と、それを巧みに切り取るデザイン。聴竹居と同じとも言われるサンルームは居心地の良い空間に仕上がっているし、追加された箇所もディテールに隙がない。鞆を訪問するなら、ぜひ予約したうえでここまで足を伸ばしてみて欲しい。本作にはそれだけの価値がある。
 内観写真はここには掲載しないが公式サイト(http://ushiroyamasansou.com/category/spe-galle/)で見ることができる。

 …と、こんな「後山山荘」であります(^-^)//"

GONsan のホームページ ↓
日本全国通過旅 (http://gon.mbsrv.net/)