石段を上がって行きますと、正面が「神護寺本堂」です。この本堂が笠岡市内最古の建造物のようであります(^_^)v
本尊は十一面千手観世音菩薩だそうです。本堂近くに説明板がありましたので、眼を通してみますと、こんな記載が…
◆岡山県指定建造物 神護寺本堂
神護寺はもし神宮寺と呼ばれ、甲怒(弩)神社の別当寺として創建されたと考えられるが、その時期は明らかでない。
室町時代にはこの地方の領主小田氏の帰依を得ていて、現本堂が永禄11年(1568)10月に、小田高清を大檀那として建立されたことを証する銘文が棟木に墨書されている。また寺内に、天正3年(1575)8月18日死去した高清の位牌が祀られている。
戒名は、孚臺院殿良玄秀郭居士。
さらに本堂には棟札2枚があり、その1枚は天正15年(1587)10月に、高清の子元家らが本堂の屋根を瓦葺きにしたこと、他の1枚は文化3年(1806)4月に、甲弩村の村中を施主として屋根替えを行ったことを記録している。このほか、右の天正15年の瓦葺きのとき用いたと思える古瓦4枚が残されており、いずれも天正14年2月に宮内(吉備津神社門前町)の瓦大工五郎左衛門が焼いたと思える銘がある。
この本堂は市内最古の建造物である。
--- 平成13年3月23日 笠岡市教育委員会 ---
池・境内を見下ろしますと、比較的新しい建物ですけど「持仏堂」が…持仏堂の左に客殿と庫裏がありました(^.-)☆
暫く庭園を見下ろしていました頃でしたか…突然、大きなサイレン音が始まりました。どちらかの事業所の終業を知らせるサイレンなのかも…と、時間を確認しますと、P.M.4:18と中途半端。
なら、火災発生なのかも…と、井原線・小田駅方向に眼を向けますが、煙は見えません。随分長く感じられましたけど、10分程度は鳴り続けておりました。
本堂周辺には、鐘楼・宝篋印塔。宝篋印塔の右に宝塔、五輪塔、五輪塔婆、無縫塔がありました。本堂の左に地蔵菩薩石像。その右に鎮守社がありました。
順番に巡っておりますと、神護寺の永い歴史が充分感じられましたネ(^-^)//"
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