千手院境内をじっくりと拝見しましたので、それでは裏庭に向かってみます事に…裏庭への進入口には『岡山県指定天然記念物 浪形岩』案内板が…
◆岡山県指定天然記念物 浪形岩
標高約260m、千手院の庭に露出した石灰岩で、浪形岩の名称をもっています。この石灰岩は、カキ、ハネガイ、ベンケイガイなどの貝類の化石から形成されていて、まれに、サメの歯、ウニの化石も見られます。時代は、中新世(約2000万年前)で、当時このあたりが浅い海であったことがわかります。その後、この土地は、造陸運動を経て、現在の位置に隆起しました。幕末に、千手院の住職証算和尚が、庭をつくる時に浪形岩を掘りだしたことにより、すばらしい景観を織りなしています。
--- 指定年月日 昭和27年8月5日 井原市教育委員会 ---
WEB上には、色んな方々が「浪形岩」について綴っておられまして、こんな記載もありました(^.-)☆
◆千手院地域(せんじゅいんちいき)[井原市]
--- https://www.pref.okayama.jp/seikatsu/sizen/sizenkouen.etc/area/329senjuin.html ---
・ガイド
千手院を中心とするこの地域は、以前は典型的なアカマツ林で起伏する山並みと相まって吉備高原特有の風土景観を構成していましたが、現在はマツに代わって広葉樹が主体となっています。千手院は、奈良時代に行基が創建したと伝えられる真言宗頂見寺(ちょうけんじ)の坊の一つで、神社や本坊跡、石仏などに往時繁栄の姿がしのばれます。
この地域の地層は、約二千万年前浅海であったものが造陸運動によって隆起した新生代第三紀層中の海成層で、その層には貝類やサメの死骸等が密集堆積してできた含化石砂岩層が存在しています。この化石を含む石灰岩が浪形岩(なみがたいわ)と呼ばれ、当地域が発祥の地とされており、吉備の古墳から出土した棺にも浪形岩で作られたものがあります。また、千手院裏庭には、この地層が露出していて、頂見(いたみ)山五景の一つとして親しまれています。
・浪形岩(県指定天然記念物)
標高約260m、千手院の庭に露出した石灰岩。カキ、ハネガイ、ベンケイガイなどの貝類の化石から形成されていて、まれにサメの歯、ウニの化石も見られます。幕末に千手院の住職証算和尚が庭をつくる時に浪形岩を掘りだしたことにより、すばらしい景観を織り成しています。
それでは、千手院裏庭の浪形岩(県指定天然記念物)を、じっくりと隈無く拝見です(^-^)//"
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