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 それでは、噴水広場・彫刻広場…と、スタート地点の駐車場方向へ逆戻りです。往路では、画像に納めませんでした作品を拝見しながら(^.-)☆
 作品名・創作者名をWEB上で調べてみますと、詳細のご経歴が不明な方もおられますけど、こんな記載がありました(^.-)☆

 ◆八田 隆 --- ON STONE ---

 1952 鹿児島市に生まれる
 1982 多摩美術大学大学院研究科修了
 1980/'81 松阪彫刻シンポジウム参加
 1982/'88 神戸須磨離宮公園現代彫刻展エスキース展
 1993 横浜ビエンナーレ横浜彫刻展 奨励賞受賞 第3回かさおか石彫シンポジウム参加
 1994 第14回神戸須磨離宮公園現代彫刻展 神奈川県立近代美術館賞受賞 '94日向現代彫刻展('95/'96)
 1995 ART LIVE'95(鹿児島市美術館)('96) '95宮崎現代彫刻・空港展('96/'97)
 1996 雨引の里と彫刻

 ◆八田 隆

 鹿児島市生まれ。県立鶴丸高等学校卒業、多摩美術大学院 彫刻専攻修了。関東にて活動を続けていたが、1998年鹿児島県庁への作品制作で4ヶ月鹿児島へ帰省したことを機に鹿児島に拠点を移す。

 ★受賞歴:横浜ビエンナーレ横浜彫刻展奨励賞、第14回神戸須磨離宮公園現代彫刻展 神奈川県立近代美術館賞。
 ★出展・設置歴:1995宮崎国際現代彫刻・空港展(~2017)、「ブラック・スパイラル」(鹿児島県庁舎庭園 鹿児島市 1998)、「プライベート・ガーデン」(霧島アートの森 湧水町 2000)、モニュメント「石景」(倉吉パークスクエア 鳥取県倉吉市2001)、九州新幹線開業記念野外彫刻2004(鹿児島県歴史資料センター黎明館前庭 2004)、EXPO RAINBOW in SAKURAJIMA (レインボー桜島 鹿児島市 2015)、個展「石の開き」(ZENZAI GALLERY 姶良市蒲生町 2016)、「ぞ展」(長島美術館 鹿児島市 2017)

 ◆零駒 無藏 --- 集う ---

 --- 移住ネット 2011年03月17日 https://e-iju.net/interview/685.php ---

 久万高原の森の中でイメージした「いってんもん」の作品を創作する彫刻家の零駒無藏(ぜろこまむぞう)こと、春駒英一郎さん(49歳)。林業に携わりながら、1年以上かけて見つけた久万高原町の古民家で、陶芸家の奥様の麻亜子さんと、幼稚園に通う娘の鈴ちゃんと一緒に山暮らしを楽しんでいます。

 Q まずは、愛媛に来られるまでの経緯を教えて下さい。

 僕は、もともと東京生まれの東京育ち。四国へは27歳の時、スケッチ旅行で香川県の庵治町へ来たのが最初です。
 その頃は、絵描きを目指していて、仕事を1ヶ月休んで、築100年のボロボロの古民家を借りました。ちょうど、世界的彫刻家であるイサム・ノグチさんのアトリエの近くの山の上ですね。
 そこで、四国の風景を描いていたのですが、いい若いもんが昼間からぷらぷらしていると、近所の人があまりいい顔をしない。それで、近くに住んでいた彫刻家が「自分のところで働いていることにしたら」と誘ってもらった流れで、そのまま弟子入りすることになりました。
 零駒無藏(ぜろこまむぞう)という作家名は、その時の師匠の空充秋(そらみつあき)に付けてもらいました。師匠曰く、本名の春駒英一郎は、なんだか歌舞伎役者みたいだと(笑)。
 名字の零駒には、「持ち駒がゼロ、ゼロからのスタートだよ」という意味が、名前の無藏には、「彫刻家は一生貧乏だから、藏は持てないぞ」という作家としての心構えが込められています。
 その後、石材店に勤めながら、5年ほど石彫を続けていた間に、愛媛県の建設会社の社長が僕の作品を気に入ってくれて、その建設会社に彫刻家として採用されたのが、愛媛に来たきっかけです。

 Q 愛媛に来てからどれくらいになりますか?

 愛媛に来て15年になりますね。最初の6年間は、建設会社に勤めながら作品を作っていたのですが、限界を感じて独立することになり、松山市郊外の森松町に住居兼アトリエを構えました。
 そこで、2年ぐらい創作活動をしていて、ようやく住み心地が良くなってきたなと思っていた頃に、ご近所から作業の音がうるさいと言われるようになって。
 そういう問題が起こってから、久万高原町に限定して、作業場兼住居を探し始めました。

 Q どうして久万高原町に限定したのですか?

 久万高原町は、景色がきれいで気に入っていた場所でしたし、山間部なら、周りに民家が少ないので、作業の音が気にならない古民家があるだろうと。
 家探しは、「e移住ネット」のような行政の移住支援サイトでいろいろ調べたり、久万高原町役場の人にお世話になったりしながら、1年以上続けました。
 その間、かなりたくさんの物件を見ましたが、結論から言うと、いくつか条件に合う家は見つかっても、なかなか最後の一押しができない。大家さん自身はOKでも、親戚の方が他人に家を貸したがらなかったり、家の中に荷物がたくさん残っていたりと、いろいろな事情で話が流れてしまう。田舎に行けば行くほど、自分たちの思い出がある家を知らない人に貸すのは抵抗があるみたいですね。
 ちょうど古民家探しが難航していた時に、久万高原町の林業担い手会社「いぶき」が職員を募集していたので、先に久万高原町で仕事を始めることにしました。
 久万高原町の地場産業に勤めていれば、職場の人から古民家を紹介してもらえるかもしれないし、借りる際も、地場産業に勤めている人なら貸してもらいやすいだろうという、最後の一押しを期待しての転職でした。

 ◆零駒 無藏

 零駒 無藏 1961年東京生まれ 愛媛県在住

 ★受賞歴
 1990年 第4回現代日本具象彫刻展 優秀賞
 1992年 第5回現代日本具象彫刻展 優秀賞
 1993年 ORC 200の街をかざる彫刻コンクール 佳作賞

 ★略歴及び出展歴
 1983年 渡仏 ソルボンヌ大学及びアカデミーグランドテールに学ぶ
 1990年 第22回日展
 1991年 第2回石のさとフェスティバル 第6回神戸具象彫刻大賞展 第14回現代日本彫刻展優秀模型展 第2回横浜彫刻展ヨコハマビエンナーレ'91 第4回ロダン大賞展マケット秀作展
 1992年 アートヒル三好ヶ丘'92彫刻フェスタマケット展 第13回神戸須磨離宮公園現代彫刻展
 1993年 アートヒル三好ヶ丘'93彫刻フェスタマケット展 第7回神戸具象彫刻大賞展 93日向現代彫刻展
 1994年 第3回倉敷まちかどの彫刻優秀模型展 第3回石のさとフェスティバル 公募彫刻展in能生模型展入選 大阪市都市環境アメニティ表彰
 1995年 建設会社に彫刻家として入社 モニュメント・庭・店舗ファサード・アート家具などを制作
 1996年 第28回日展
 1997年 第4回倉敷まちかどの彫刻優秀模型展 第4回石のさとフェスティバル 第17回現代日本彫刻展優秀模型展 第29回日展
 1998年 第30回日展
 2006年 建設会社を退職、
 2007年 展ギャラリー 日高定光氏と二人展
 2008年 久万高原町に工房を設立
 2010年 いよせきストーンギャラリー 企画展
 2011年 ギャラリー黒猫 個展
 2012年 高松市石の民俗資料館 企画展
 2012年 GALLERY CAFE KIKUJIRO 企画展
 2013年 久万青銅之廻廊15周年記念 企画展
 2014年 ギャラリーかわにし 企画展 田中戸 個展
 2015年 東京・いりや画廊 個展 ギャラリーかわにし 企画展
 2016年 ギャラリーアンフィール 企画展 GALLERY CAFE KIKUJIRO 企画展

 ★シンポジウム参加歴
 1992年 第2回かさおか石彫シンポジウム
 1995年 第8回美濃加茂彫刻シンポジウム
 1997年 第4回かさおか石彫シンポジウム 招待参加

 ★パブリックコレクション
 1990年  千葉県立美術館
 1991年  横浜市営地下鉄中川駅
 1992年  千葉県立美術館
 1992年  岡山県笠岡市美の浜彫刻広場
 1993年  大阪市中央区弁天町駅オーク内
 1995年  美濃加茂美術の森
 1998年  愛媛県松前庁舎
 1999年  愛媛県松前町総合福祉センター内
 2001年  愛媛県立えひめこどもの城内
 2003年  愛媛県新田青雲中学校内
 2013年 久万青銅之廻廊
 2015年 ミウラート・ヴィレッジ

 ◆難波 皆子 --- 土のにおい ---

 難波 皆子 Minako Namba

 最近街や、公園などにはいろいろな彫刻があります。形の美しいもの、大きなもの、技法が優れているものなど。その中で私の造る作品は、でき上がったときが完成なのではなく、その街や場所に住んでいる人などが「なんだろう」と興味を持って触れたり、遊んだりしていくうちに完成する作品でありたいと思っています。
 そして、見る人のイメージがふくらむような(私の場合は主に植物の種や、実などからイメージしています。)思わず触ってみたくなるような“彫刻”そのものというよりも、暖かい“空間”を造っていきたいと思っています。
 そういった意味でも最近は、ストリートファニチャーと呼ばれているベンチや車止め、遊具にも成り得る作品を主に造っています。それら作品のある空間に触れたとき、何か「ホッ」とするものを感じてもらえたら、と思っています。

 ◆題:「土のにおい」

 --- 野外彫刻の調査レポート http://www.shigeharuakiyama.com/carving/cat93/index.html ---

 場所:公園
 公園の中にあるが、目立たないところでもある。抽象的な作品ですが、と言っていいのかどうか、裏にまわって見るとおしりのような、前を見ると鼻の穴のようにも見えるし、フォークなのか、シャベルのつもりなのか、いろいろ考えられる。
 タイトルを見ても「土のにおい」人は子供の頃土いじりをして、また、年老いて、土いじりをしたくなるように、土いじりは安らぎを与えるのかな?昔から人は死んで土にかえるといいます。「土のにおい」どろまみれということなのか、自然、やさしさ、めぐみ、ふれあい、それとも何だろう。
 アスファルトに囲まれたこの世の中で「土のにおい」私にはむずかしいけど、なんだか忘れていたような気がして大事にしないといけないことに思えた。

 …と、こんな彫刻家の皆様であります(^-^)//"

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