◆御本丸跡
「西日本最大級の中世の城」として知られる郡山城(広島県安芸高田市)。地名から「吉田郡山(よしだこおりやま)城」とも呼ばれます。このお城の最大のみどころは、標高390m、比高190mの山頂を中心として、放射状に築かれた270もの曲輪。山頂に築かれた本丸を中心として放射状に伸びる6本の尾根と、さらに尾根から分かれる支尾根が6本、合わせて12本の尾根が生かされています。さらに、12本の尾根の間にある12ヵ所の谷を曲輪や道路として利用。本丸を見上げながら、次から次へと遭遇する曲輪を歩いていると、その複雑な構造を実感できます。
休憩も兼ねまして御本丸跡をジックリ見廻し、ここで集合写真をパチリとなりました。そして、元就公墓所へと下山です。
御蔵屋敷跡を横目に下山で、元就公墓所を目前に「嘯岳禅師の墓」が…
◆嘯岳禅師の墓
嘯岳禅師は元就によってこの地に招かれた高僧で、元就の菩提寺である洞春寺の開山となりました。毛利家墓所の上にあり、柊の大木のもと高さ2.7メートルの宝筐印塔が建っています。
禅師は2度も明に渡り、帰朝後、京都の建仁、南禅両寺に歴任していましたが、元就の要請により三原妙法寺の住職となりました。毛利家の尊敬厚く、出陣毎に戦勝の祈とうを執行させました。
元就逝去には葬儀の尊師を努め、3回忌には菩提寺洞春寺の開山となりました。
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