暫く下って行きますと、ほどなく東門跡に到着です。
◆東門跡
鬼ノ城で最初に発掘調査した城門跡である。開口部の床面を石敷きにしているのは、ほかの城門と同じだが、柱の数や種類は異なり、正面1間(3.3m)、奥行2間(5.6m)の6本柱からなる掘立柱城門である。柱の大きさは最大径58cmの丸柱の多用が目立つ鬼ノ城では異質ともいえる。
城内には20×15mの一枚岩の巨岩があり、行く手を遮っている。南門跡の尾根と同じ役割を果たしているのであろう。城壁中に5本の柱列があるが、南門の例と同じ板塀用の柱と考えられる。
東門を通り過ぎますと、今度は上り道。下って来ましたのですから元の遊歩道まで戻りますには上るしか(^-^;
元の遊歩道まで戻りました所には、「鍛冶工房跡」の表示板が…
「鍛冶工房跡」をWEB上で捜してみますと、
◆総社・鬼ノ城に鍛冶工房ゾーン確認 遺構2カ所目 鉄滓など出土
--- 2009-09-04 11:50:48 ---
先月の大雨によって土塁が崩れてしまった鬼ノ城。日本100名城でもあるこのお城で新たな遺構が発見されました!
その遺構は鍛冶工房の跡らしく、これで鬼ノ城2箇所目の遺構になるそうです。
工房跡からは鉄滓(てっさい)などが出土、この一帯が鍛冶工房だったことが裏づけされています。詳細は以下。
★総社・鬼ノ城に鍛冶工房ゾーン確認 遺構2カ所目 鉄滓など出土
古代山城・鬼ノ城(国指定史跡、総社市奥坂)で岡山県古代吉備文化財センターが進めている発掘調査で1日までに、同城内2カ所目となる鍛冶(かじ)工房の跡が確認された。鉄の不純物・鉄滓(てっさい)が大量に出土、炉壁や鉄器の一部も見つかっており、鉄器の生産・補修が行われていたとみられる。以前に見つかった鍛冶工房跡と近く、一帯に工房ゾーンが広がっていた裏付けになると注目を集めている。
-- 引用元:総社・鬼ノ城に鍛冶工房ゾーン確認 遺構2カ所目 鉄滓など出土(山陽新聞)
…と、こんな記載。
2009年と言いますと10年前ですけど、ふ~ん、まだまだ新たな発見が今後もありますのかも分かりませんねぇ(^-^)//"
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