◆五観堂(神勝時うどん)
場所 --- 五観堂
メニュー --- 神勝寺うどん 1,000円
営業時間 --- 11:00~14:30
神勝寺うどんは、臨済宗の僧堂(修行道場)で雲水(修行僧)が食べている形式です。臨済宗の僧堂では共通して「四九日( しくにち)」と称して四と九のつく日の齋座(昼食)に湯だめうどんの形で食べます。
また年に何度か信者さん等からの寄進による「うどん供養」という日にも同じような形でうどんを食べます。基本的にうどんはいくら食べても良いことになっていますので、雲水は平均7~8玉、多い者で10玉以上食べる強者もいます。
・禅僧にとって懐かしい神勝寺うどん
四九日の午前中には平生以上に丁寧な掃除を行い、剃髪をし風呂に入ることが許されています。雲水にとって一番のご馳走はうどんで、禅僧にとって僧堂のうどんは懐かしく忘れられないものです。なぜなら、僧堂での食作法は読経と鳴らしもの以外の一切の音はご法度ですが、うどんを食べる時だけは豪快な音を立てて食べなくてはならないのです。
・四九日に食べる由来
三つには心を防ぎ過貪等を離るるを宗とす。
四つには正に良薬を事とすることは形枯を療ぜんが為なり。
五つには道業を成ぜんが為にまさにこの食を受くべし。
持鉢を使い食事のありがたさを感じることができれば食に対する考え方が少し変わるかもしれません。
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