◆御馬場
堤防に面したところにある長細い場所で、和歌山城追廻門外にあった馬場と違い、馬を走らせる場ではなく藩主の供揃えの場とされる。
◆屋養翠亭
御茶屋養翠亭は1821年に創建された。全国唯一の左斜め登り御廊下がある。畳敷きで、畳や障子は菱形である。
◆湊御殿
藩主の別邸で当初は大浦街道に面した場所にあった。
1698年(元禄11年)に2代徳川光貞が造営し、8代徳川重倫はここを住居とし、1832年(天保3年)に11代徳川斉順(11代将軍徳川家斉の7子)が新たに造営、藩政をここで執る。
御殿は江戸城にならって壮美を尽くしたものであったと伝えられる。
1853年(嘉永6年)に藩庁は和歌山城に戻り、湊御殿は廃され、明治以降は所有者が民間に移ったものの、個人での保存は困難という点から市に無償譲渡され、現在は1棟のみが養翠園内に移築されている。
御殿内には書院や茶室、狩野派絵師による杉戸絵がある。尚、御殿内は撮影禁止だが職員の説明を受けることが出来る。
GONsan のホームページ ↓
日本全国通過旅 (http://gon.mbsrv.net/)