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 鵜戸神宮とお別れしましてからは、鹿児島まで足を伸ばされましたようですねぇ(^.-)☆
 次の訪問地は、「内之浦宇宙空間観測所」なんですねぇ(^_^)v

 ◆内之浦宇宙空間観測所

 科学衛星および科学観測ロケットの打上げ、観測を行う施設。鹿児島県大隅(おおすみ)半島の東海岸の一画、肝付(きもつき)町内之浦(うちのうら)にある。
 当初の名称は鹿児島宇宙空間観測所で、1962年(昭和37)に開設され、当時は東京大学生産技術研究所に属していた。
 1964年東京大学宇宙航空研究所創設とともに同研究所の付属施設となり、1981年宇宙科学研究所の設立に伴い、同研究所の研究施設となった。敷地面積71ヘクタール、所内に、ラムダロケット、ミューロケットなどの打上げ施設、管制施設、観測施設などがある。
 1970年に成功した日本初の人工衛星「おおすみ」をはじめ、太陽観測を行う「ようこう」など数多くの科学衛星、観測ロケットの発射実験が行われている。
 宇宙科学研究所は2003年(平成15)10月、宇宙開発事業団、航空宇宙技術研究所と統合し、新たな独立行政法人、宇宙航空研究開発機構となり、同時に同所は現名称に改称された。

 ◆JAXA内之浦宇宙空間観測所

 JAXA内之浦宇宙空間観測所は、1962(昭和37)年に東京大学生産技術研究所の付属施設として設置された世界でも珍しい山地に設置されたロケット発射場です。
 1970(昭和45)年、日本で初の人工衛星「おおすみ」を打ち上げて以来、大小400機近くの科学観測ロケット及び科学衛星の打ち上げを行い、それらの追跡・データ取得なども行っています。種子島のロケット発射場が液体燃料を使う大型ロケットを打ち上げるのに対し、ここでは固体燃料を使った比較的小型のロケットが打ち上げられます。

 平成2003(平成15)年5月9日には、小惑星「イトカワ」でのサンプル採取とリターンをミッションとした小惑星探査機「はやぶさ」もここ内之浦から打ち上げられており、その母港としても有名です。幾度のも困難を乗り越え2010年6月13日人類初となる小惑星のサンプルリターンに成功した快挙は今も記憶に新しいところです。

 ◆S-520ロケット

 S-520ロケットは宇宙科学研究所(現JAXA宇宙科学研究本部)の開発した観測用の単段式固体燃料ロケットである。S-520という名称は単段式の固体燃料ロケットで、直径が520mmであることを表す。

 ・概要

 制式観測機として主に利用されていたK-9Mを置き換える目的で計画された。単段式観測ロケットS-500として南極での利用も考慮され計画された。その計画を基に直径が520mmに変更され、開発されたのがS-520ロケットである。
 26機のうち23機が内之浦宇宙空間観測所から、3機がノルウェーのアンドーヤロケット発射場から打ち上げられた。派生型に第2段を付加したSS-520がある。

 ・技術的特徴
 単段式になったことで組立及び発射時の作業性向上がなされた。単段式にもかかわらずK-9Mの2倍の打ち上げ能力を実現している。

 ・推進系
 ミューロケットの第1段と同じ直填式の高性能ブタジエン系コンポジット推進薬を採用したほか、S-310同様の2段型最適推力プログラムの採用によって、ペリメータの大きい前部クローバー型断面部が飛翔初期の高推力レベルを、後部円筒型断面部が後期の低推力レベルを補償する設計となっている。ノズル開口比を8と比較的大きくとることで実効比推力の向上も図られた。

 ・構造系
 モータケース材料に当初は超高張力鋼HT-140が用いられていたが、23号機以降はS-310と同様にクロムモリブデン鋼が用いられている。尾翼は前縁がチタン合金、平行部はアルミハニカムをコアとしたGFRP/CFRPの積層を表板とするサンドイッチ構造が採用されており、軽量で耐熱性を有した構造となっている。
 科学観測機器がCFRP製のノーズフェアリング内に収納され、基本計器が底部の平行部に収納される。オプションとして基本計器とモータの間に姿勢制御モジュールや回収モジュールを搭載することが可能である。

 ・改良型
 派生系 SS-520
 S-520に2段を追加して高高度に到達する。1998年に初打ち上げ。さらに3段を追加することで人工衛星の打ち上げもできる。

 …と、こんな「JAXA内之浦宇宙空間観測所」のようであります(^-^)//"